大塚ホールディングス傘下の大塚食品。
滋賀工場に勤務する男性社員が、工場内の衛生環境の問題について内部通報したことで、
会社から不当な扱いを受けたことが問題になっている。うつ病も発症したとのこと。
今回の記事では、大塚食品がどのような内部通報をされたのかと
内部通報した社員に対して、どのような報復措置をしたのかをまとめました。酷すぎます!
大塚食品・公益通報の内容と経緯
大塚食品が隠蔽したことは
2021年、スポーツ飲料「ポカリスエット・パウダー」など粉末状の食品を入れていたポリ袋から、
黒いホコリや樹脂片などが検出されるなどの衛生上の問題が相次ぎ発生しました。異物混入です。
これって結構大変なことですよね。
このパウダー状のものです。お世話になっている人も多いのではないでしょうか?
男性社員の取った行動は???
しかし大塚食品はリコールなどの対応をしませんでした。異物混入してるのに!です。
そのため、
2022年6月、この男性は滋賀県食品安全監視センターに公益通報を行います。
県は大塚食品に立ち入り調査を行い、異物混入についての注意喚起と再発防止を含む行政指導を行います。
しかし大塚食品内で、問題の所在を明らかにすることや、職員への処分などは行われませんでした。
つまり、何もしなかったということですよね。
問題が隠ぺいされると考えた男性は、2度にわたって社内のコンプランス委員会に内部通報を行いましたが、
報復措置されることになります。
大塚食品の内部通報者への報復措置。孤立が目的。
大きく分けて2つ。内部通報者は報復を受けています。それぞれ記載しますね。
職場での“孤立状態”を作ろうという意思を感じる報復処置だと感じました。
畑違いの部署へ移動
異動となった部署は、なんと社員が1人しかいない部署。
しかも男性の席に監視カメラが設置されていました。こんなこと今の時代にあるんですね。
この監視カメラは誰が監視してるのかという疑問は残りますが、
行動制限させる目的であることは間違い無いでしょう。
仕事を与えられない
典型的な嫌がらせですね。
社内システムへのアクセス権ははく奪されていました。メールなどはできたのでしょうか?
机に監視カメラがあるほどだし、メール出来ても内容のチェックはされていたのかと思いますね。
つまりいわゆる窓際族ですね。
窓際族とは、日本の組織において閑職に追いやられた社員・職員を指す言葉。
安定成長期で円高不況時であった1977年6月の北海道新聞のコラムで、
製造ラインの管理職から外れて仕事も与えられず窓際に追いやられた中高年層が
デスクで新聞を読んだり、外を眺めては時間を潰すという光景を『窓際おじさん』という言葉で載せた。
wikiより
簡単にいうと、自主退職をさせるために孤立化させているということです。
何のために出社してるのかの意味も感じられず、他の社員ともコミュニケーションも取りづらいので
自分のいる場所がなくなる・・・という悲惨な状態です。
大塚食品は、内部通報者に、このような仕打ちをしていたということです。
それで、監視付き+窓際族的扱いでうつ病を発症してしまいました。
これはもう軟禁状態と同じだと非難が殺到しています。
大塚食品の公益通報まとめ
大塚食品滋賀工場の体質が隠蔽気質なのかどうかも気になりますが、
この社員が外部に訴えて変わらず、内部告発を2回しても変わらずっていうことは
異物混入は長期間あった?もしくはいまだに続いている?と感じざるを得ません。
いずれにせよ、大塚食品からの早急な回答がないと、不買という流れもあり得るかと思えます。
衛生面の問題も絡んでいますので。
また社員への不当な扱いも含めて説明しても欲しいと感じました。
また情報が出てきましたら、加筆したいと思います。
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